川原正方

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寝不足、日録

昨日は芝居の配信を見て夜中までワイワイしていた。なんだかんだで寝不足が2日続いている。

 朝は眠くてたまらなく、自分がようやく起きると同時に、同居人は仕事へ行った。

眠気覚ましにコーヒーを淹れていたら、コーヒーをカップに直接抽出していることに気がついた(横で温められたサーバーが鎮座している)。そして動いていない換気扇を消そうとした。寝ぼけている。

電車に乗ったら、空腹とコーヒーと揺れで胃が気持ち悪い。

 

 

小諸そばが好きだ。朝、家でご飯を食べそびれたときに、職場近くの店舗に寄る。必ずかき揚げそば卵付きを食べるのだけど、つゆの味からかき揚げのサクサク具合から何から何まで好きだ。一度夜に行ったことがあるけど、煮詰まったせいかつゆの味が濃くなっててイマイチだったので、朝行くに限る。

けして上品な味ではないけど、だからこそ美味いと思う。七味もたっぷりかけて刻みネギもバッサバサかける(ネギは卓上に置いてあって好きなだけ入れられる!)。ネギはたくさんとって、つゆに沈めておく。かまぼことほうれん草は序盤あたりで食べてしまう。ゆずの皮はネギと一緒に沈み、ふとした瞬間に香りと少しの苦みを口の中で主張する。甘めで出汁の効いたつゆと、かき揚げの油がそばにまとわり口の中で渾然一体となる。その調和が崩れそうなほど美味さが頂点に達したときに、沈めたネギを食べる。シャキシャキとした歯ごたえと一緒に、ツンとしたネギの香りが鼻を抜ける。腫れ上がったような旨味が一度落ち着いて、それからもう一度そばをたぐる。美味い美味いと唸りながら食べていると、もうそばはなくなっている。ネギを食べつつつゆをすすり、どんぶりの底には少しのつゆと卵が残っている。卵白はいつ食べてもいい。ちゅるんと柔らかい喉越しはいいアクセントになる。しかし、卵黄は最後まで残しておく。最後の最後で卵黄をやぶり、完璧な形である丸が崩れて卵液が溶け出す。それをすかさずつゆとともに口に含む。卵黄の旨味とつゆの塩気が舌にまとわりつく。そこで初めて顔を上げる。慌ただしい店内と、ガラス越しの街の風景の中で、自分だけが幸福で満たされていて、時間が止まっていると感じる。数秒間だけうっとりと余韻を楽しんだ。

 

 

職場についてから、なにげなく小諸そばHPを見たら、年越し蕎麦の通販を始めていた。驚きつつ購入。年末が楽しみだ。

 

 

そういえば先日、文フリに参加した際に食べた「ゆで太郎」のそばもうまかった。かき揚げそばならなんでも美味いと感じるのかもしれない。いや、富士そばはまずかったな。企業努力ですね。

 

 

そういえば先日記した肉団子のレシピを同居人が作ってくれた。

豆のせいか、肉のせいか、ちょっとパサつくけど、工夫すればなんとかなりそう(水を足しちゃうとか、油を足しちゃうとかで)。

味付けはイケアのアレマンスレッテン(セイボリーソース)で、これを消費したくて肉団子を作ろうとした側面もある。

肉団子と茹でたブロッコリーにたっぷりアレマンスレッテンをかけたけど、このソースのつかみどころのない味はなんだろう。塩を足した方が良かったかな。なんか、個性も塩味もぼやっとしている。やっぱり本場のようにジャムもないとダメなんだろうか。

しかし、餃子と肉団子を同時に食べて、昨日はひき肉祭りでした。

 

 

以前、都内のとある駅のホームにある蕎麦屋が美味い気がして、入って食べたけど普通にまずかった。美味い気がする幻想を、なんでかまだちょっとだけ持っている。

 

 

MOTHER展をやっているというのを聞いた。糸井重里が好きじゃない上に、MOTHERにそれほど思い入れがない。みんなどのタイミングでMOTHERに出会い、感銘を受けたり面白がったりして、あれらを評価するに至ったんだろうと漠然と考える。

 

 

『McCartney Ⅱ』を聴いている。どうも『McCartney Ⅲ』が出るらしい。Ⅱは信頼するひとが愛聴盤として挙げていたので聴こうと思っていた。ので、いま聴いている。

いくつか気になる曲があるが、Bogey Wobbleが流れたとたん「松前公高みたいだな」と思った。

 

 

ぐっすり寝て気持ちよく起きた。でもお湯で温めたサーバーの、お湯を捨てないままコーヒーを淹れようとしてたので焦った。コーヒーを飲んでシャワーを浴びてる間に同居人が朝食を作ってくれていた。

今日は仕事が終わった後、知り合いの店でバイトをするので、すこし気が重い。

酒を飲みすぎてしまうからなあ。