川原正方

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『愛してるぜベイべ★★』、『うさぎドロップ』、『丘の上、ねむのき産婦人科』

『愛してるぜベイべ★★』、『うさぎドロップ』、『丘の上、ねむのき産婦人科

 

先日、ふと久しぶりに読みたくなって、槙ようこ『愛してるぜベイべ★★』を買ってきた。読んで思ったのは「子供のころ読んだ時よりシリアスな話題が多いな」ということ。

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5/1/22

以前から感じていた、ポケモンGOをプレイするひとへの違和感の何割かが、以下のようなものじゃないかとわかった。
子供のころの友人であったポケモンは、必ずと言って良いほど〈大人〉によって制限されてきた。「ゲームは1日1時間」とか、そういう事で。それで、いざ自分が大人になると時間・金銭的な都合でポケモンどころじゃなくなったりする。そんな中で、〈大人〉たちが無邪気にポケモンをプレイしている……そういう事への反感が、自分にあるんじゃないか。

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8/10

『わたしの本当の子どもたち』についてのことを考える。「技術と倫理の前進には犠牲が伴い、それはわたしの隣にある」話と読める。ある種の希望が前提にあることを感じるが、実際いまの日本で読むと「犠牲が増え続ける後退そのもの」が日常を覆い、希望はどこか別の世界のものでしかない。

つまり、わたしたちには子どもなんていなくなる。それは犠牲になるか、犠牲そのものでしかなくなるから。それが社会にとっての絶望である。

 

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7/29

この間、横浜中華街でモンゴル茶というものを買った。モンゴルのお茶は「飲むサラダ」と言われて栄養価が高く、ほとんど肉しか食べないモンゴルの遊牧民がよく飲んでいる、と聞いたことがあったので、なんとなしに買ってみた。

しかし、飲む前に、「飲むサラダ」「農耕しない(できない)人々が飲むお茶」という情報から「マテ茶によく似た味がするのではないか」と思いついた。飲んでみると大正解で、マテ茶と同じ味がした。

マテ茶は高地に住む人々が野菜代わりに飲むお茶だったはず。濃く淹れて、食後に飲んだ。

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7/13

6月の緊急事態宣言が明けた日に、社長から仕事上のミスを注意された。それは自分が悪いので反省することしきりなのだが、困ったのは、それをきっかけに酷いうつ状態に入った事だった。

いままでで一番酷い落ち込みようで、一週間で3キロも体重が落ちたので驚いた。食欲がまったくなくなったので、無理をして食べてはいたのだが、こんなに落ちるとは思っていなかった。

二週間ほどしてようやく調子が戻ってきた。いまとなっては、食欲はもうちょっと落ち着いたままでいて欲しかったのだが、まあ元気が戻った証拠という事で、バクバクご飯を食べている。

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